ねこの道しるべ

図書館で見かけた本。
予想以上におもしろかったです
手元に置いておきたいので
購入するつもりです。
調べたら文庫になっていました。

日本人は木と共に生きてきて
木の癖を知り、それを活かしてきたことが
詳しく紹介されています。

山に生えている木の状態をみて
木を伐り、製材したのだとか
例えば「日表」「日裏」。（木の日の当たっている方と影の方）
同じ木でも日表と日裏で違うので
柱にする時は、山で育ったのと同じ方角を向かせて建てていたそう。
（日表を南に向ける）
そうすると建物が長持ちするそうです。

現在は、木の癖を考えることなく
がーっと同じように製材するそうです。

あー、なんてもったいない。
こんな技を伝承しないだなんて。

私の曽祖父は、宮大工でした。
曽祖父も木の癖を知り、それを活かした仕事をしてきたんだろうな～と
とても、うれしくなりました

職人さんは、やっぱりかっこいいー