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がれき処理が進まない理由

がれき処理が進んでこなかったのは、ゼネコンに丸投げしたのが
原因だったのかsweat02
これはとても重要な記事です。

よくもま~美談にしたてあげたものだな。

以下、コピペ。
(文字の色は、私が変えました。)




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     世界の環境ホットニュース[GEN] 838号 12年6月21日
         ご意見・ご投稿 → このメールに返信
       宮城県知事が「広域処理」を要請した理由(わけ)
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 宮城県知事が「広域処理」を要請した理由(わけ)      原田和明

北九州市のタウンミーティングでは、「広域処理の必要性」について、たび
たび環境局長は「宮城県知事からの要請」をあげ、「必要性がなかったら
知事も要請はしないだろう」と市民をコバカにしたような回答をしていまし
た。ところが、この必要性とは、ガレキ処理のための必要性ではなく、県の
不手際を広域処理が進まない問題にすり替え、県の責任をうやむやにする
ための「必要性」だったと考えられる記事がありました。


宮城県のガレキ処理に関する不手際を、しんぶん赤旗(2012年4月23日(月))
が追及しています。

 (以下引用)
 宮城県 ゼネコン“丸投げ”ガレキ処理進まず
 広すぎる地域・地元業者を軽視 「現場を知らない」と地元

    
 東日本大震災で発生した膨大なガレキ(災害廃棄物)の処理は、復興に
 むけた重要課題です。環境省によると岩手、宮城、福島3県の災害ガレキ
 は約2250万トン。最も多い宮城県は1573万トンにのぼります。同県の処理
 進捗(しんちょく)率は 約8%。「効率よく進めるため」とガレキ処理業
 務をゼネコンに“丸投げ”したことが、逆に大きな妨げとなっています。
 (森近茂樹)

 津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市のガレキ量は616万トンと、県内
 最多です。市内に何カ所もある一時仮置き場には、ガレキが小山のように
 積み上げられています。

 宮城県は県内被災自治体を5ブロックに分け、政令市の仙台市以外の4ブロ
 ックを県主導で処理にあたるとしています。しかし実態は、ブロックごと
 に大手ゼネコン中心の共同企業体(JV)に業務委託して一括発注すると
 いう、事実上の“丸投げ”
です。談合情報が県に寄せられるなど、契約の
 不透明性も指摘されています。

 ゼネコンがすすめる処理方法には、地元から疑問の声が─。

 契約額1924億円と最大規模の石巻ブロックは鹿島を中心とするJVが受注。
 しかし、その中には焼却施設のプラントメーカーや専門の廃棄物処理業者
 が入っていません。


 「ゼネコンは、廃棄物処理のことがよくわかっていない」。県内大手の
 廃棄物処理業者は、こう指摘します。「何社ものゼネコンが、処理技術に
 ついて相談に来た。広い地域から集めて大型焼却場で燃やすというが、
 まだ焼却施設もできていない。廃棄物処理を迅速にやるこつは、小まめに
 集めて小まめに燃やすことなのに。」


 分離分割発注求め
 日本共産党の宮城県議団は、処理地域の規模を細かくした分離分割発注で、
 地元業者をできるだけ使うように要求してきました。

 横田有史県議団長はこう強調します。「ゼネコン丸投げで処理地域の規模
 を大きくしたことが遅れの要因になっている。小規模の方が、ガレキの
 輸送時間も短縮できて効率的。さらに地域に詳しい地元業者が加わると
 業務ははかどる。同時にガレキ処理が地域経済の活性化にもつながり、
 復旧・復興にとって一石二鳥です」


 県は業務委託を理由にゼネコンにおまかせ状態です。昨年末時点で、地元
 業者の参入状況も正確には把握していませんでした。

 石巻市の建設業協会幹部を務める地元建設業者はこう要望します。「鹿島
 から建設業協会に相談はきていない。もっと行政が主導して地元に仕事が
 回るようにしてほしい」

 昨年8月に成立したガレキ処理法は、「喫緊の課題」と処理を位置づけ、
 国の責任を明記しました。しかし実態は、県がゼネコンに丸投げすると
 いう責任放棄の構図です。

 前出の地元廃棄物処理業者はこう強調します。「今頃になって、環境省の
 役人が何人も訪ねてきて『処理が進まない原因を教えてほしい』と聞いて
 きた。驚くほど実情がわかっていない。
国も県もゼネコンまかせではなく、
 現場に出てわれわれとも力を合わせて処理をすすめてほしい」
 (引用終わり)

北九州市が受け入れることになった石巻のガレキですが、処理進捗率の低さ
は「広域処理の遅れ」とは何の関係もありませんでした。処理業務を丸投げ
した県も受けたゼネコンも何をしたらよいのかさっぱりわかっていなかった
というだけの問題だったのです。
ガレキ量が県内最大のエリアに仮設焼却炉
が1基もないのなら、処理が進まないのは当然です。仮設焼却炉が5基も
できたこれからは、一気に処理は進むでしょう。そして、表面的には北九州
市が広域処理を受け入れてくれたからという、まったく無関係ながら「絆」
の美談として県の責任回避に大いに利用されることとなるでしょう。


早くも「広域処理」のための試験焼却前に、ガレキ自体が40%も減少すると
いう「怪奇現象」が起きています。宮城県議会議員・横田有史のブログより


 (以下引用)
 横田有史県議(共産党=太白区)
 2012年5月25日(金曜日)

 『放射能100Bq/kg以上の宮城の瓦礫』を『広域処理』する必要性は無く
 なる方向が鮮明になりました・・・

 21日の県議会各常任委員会と24・25日の臨時議会において、「宮城の瓦礫
 問題」が急旋回しました。
 
 21日の環境生活・農林水産委員会には「災害廃棄物処理対象量(県受託
 処理分)の見直しについて」が提出されました。それによると(1)沿岸
 12市町から県が受託した災害廃棄物処理対象量(ガレキ)は1,107万トン
 から676万トンへ、実に431万トン(約40%)減となった。(2)広域処理
 量は、354万トンから127万トンへ、227万トン(約70%)の減となった。
 と言う衝撃的数値が発表されました。

 広域処理の127万トンの内訳は、確定分13万トン(東京10万トン、山形、
 青森)、未確定分114万トン(内訳・再生利用47万トン、焼却処理28万トン、
 埋立処分39万トン)とされています。広域処理が必要とされていた354万
 トンを大きく上回る、431万トンも総量が減ったのに、何故あらたに広域
 が127万トンの根拠については、改めて「説明資料」を提出させることに
 なっています。

 いずれにせよ、(1)県内の他の処理区や既存の施設にもっと回すこと、
 (2)野田首相も実施を示唆している『命の森の防潮堤』の50キロ、最終的
 には150キロ建設へのガレキの埋立、(3)石巻港の埋立残地への活用、
 (4)最悪でも、終了時期を2~3ヶ月遅すこと、等の努力を行えば、私ども
 が一貫して主張してきた「ゴミ処理の自区内処理の原則」=「県内処理」
 は、十分実行可能であることが明確になりました。
 
 24・25日の臨時県議会は,気仙沼処理区(当初の1ブロックが南三陸町分
 と今回の「小泉地区」「階上地区」の3カ所に分割)の最後の契約を、2分
 割せずに予定通り大成建設に発注する議案の審査・議決です。「大ブロッ
 ク処理・ゼネコン一括発注」にこだわった為に、地震発生後なんと1年数
 ヶ月も経って、ようやく「契約」というのですから、お話になりません。

 『ガレキ撤去の遅れ』と『復旧・復興の遅れ』は、『広域処理が進んでい
 ないこと』に起因しているのでは無いことを、極めて鮮明に示しています。

 また重大なことに、広域処理を予定している「宮城のガレキの放射線量」
 は、(1)可燃物・石巻101~171Bq/kg、(2)不燃物(細じん)・東部ブロッ
 ク230~360Bq/kg、名取地区・260、岩沼地区・310、亘理地区・930、
 (3)亘理地区(その他)・240Bq/kg、(4)木くず・山元地区340Bq/kg・・・
 等の数値であることを当局資料が示しています。こうした100ベクレル以
 上ものガレキを焼却すれば、数千~数万ベクレル/kg の濃度になることは
 明白です。
試験焼却を始めた北九州のように、一般ゴミと1対9の比率程度
 であれば濃度をひくく押さえることが可能かも知れませんが、膨大な時間
 と多額の運送費が懸かることになります。それほどまでして、放射能を全
 国に拡散すべきではありません。

 私どもの主張がようやく大きく前進できたことに、全国から歓迎の声が
 次々と寄せられています。
 (引用終わり)

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