「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」
鎌仲ひとみ監督の「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」を読みました。
さすが監督さん、とっても読みやすかったです。
私は「ミツバチの羽音と地球の回転」しか観てませんが
鎌仲監督が映画を通して伝えようとしている事が
ひしひしとつたわってきました。
鎌仲監督は、劣化ウラン弾の影響に苦しむ子供たちの
状況を伝えたいという気持ちから、核をテーマにした映画を作ろうと決意されたそうです。
現地に取材を重ねる中、鎌仲監督自身も被曝して、
癌におかされてしまいます。
(自然治癒されました。)
怒りを持って取材をする中で、
怒りが愛なのだと、気づかれた監督。
私もこの箇所には、はっとさせられました。
原発問題で怒りや悲しみを感じる事は多々あり。
しかし当事者ではない自分が(本当は、日本人すべてが当事者だと思いますが)
この感情をかかえていかがなものか、と思う事もあったのです。
やはり、愛の反対語は無関心なのだと思います。
そして「根こぎ」が行われてきた事。
第一次産業を潰し、賃金を得る労働へ移行させてきた歴史。
賛成派と反対派を作り、対立させ人間関係を壊してきた事。
同じような事が、繰り返されてきたのですね。
核の汚染は日本だけでなく、世界あちこちに広がっています。
もうこれ以上、汚すのはやめてほしい。
切に願います。
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