カミカゼ 永瀬隼介(著)
図書館で見かけて借りてきました。
タイトルと表紙に違和感があって、読んでみようと思ったのでした。
特攻攻撃で出撃し、敵艦に突入する寸前に
平成の世にタイムスリップしてしまうという物語。
第1章、第2章の出撃するまでの章は、
読んでて苦しかった。
もう明日には自分は死ぬ、という事を
それぞれに受け入れていく若者たち。
特に17歳の花田くんは切なかった・・・。
タイムスリップしたのは23歳の陣内武一さん。
ビールをもらって
「五臓六腑に染みわたりますなぁ」
東京タワーにてソフトクリームをおごってもらって
甘い物が好きだった花田くんを思い、
「あいつに食べさせてやりたかったなぁ」って。
もう泣きました。
どんなに恵まれてるか。
どれほどの思いに生かされているのか。
感じて生きていきたい。
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