「知覧いのちの物語」鳥濱明久(著)
特攻の母と呼ばれた、鳥濱トメさんのお孫さんが書かれた本です。
苦労続きだったトメさんの生い立ち、
経営していた富屋食堂が軍の指定食堂になり
死にゆく若者たちに、家財道具を売り払ってまで
愛情を注がれていた事。
そして最期の最期まで、戦争で亡くなった方々を思い続けていた事。
こんな方が鹿児島にいらしたとは。
現在、知覧にある知覧特攻平和会館や、
その隣にある観音堂は、トメさんの強い意志がなければ
建てられる事はなかったのですね。
現在、富屋食堂はありませんが
「ホタル館富屋食堂」という、当時の資料が残された資料館があります。
トメさんの直筆、公にできなかった若者の手紙など
貴重なものが展示されてあるようです。
機会をみて、行ってみるつもりです。
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