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「アメリカの鏡・日本」

今、「國破れてマッカサー」という本を読んでいます。
著者は西 鋭夫さん、スタンフォード大学フーヴァー研究所の教授です。

アメリカは、機密文書が30年経ったら公開されます。
(日本は公開されません。)
西さんは、終戦辺りの生の機密文書を実際、手にし、この本を書かれました。
文庫本にしては厚みがあって、ようやく半分、読みました。

この本に興味深い本が紹介されていました。
日本占領初期、GHQ・労働部に居たヘレン・ミアーズ氏の「アメリカの鏡・日本」。
1948年(昭和23年)に書かれ、マッカサーにより発売・翻訳禁止され、
日本では戦後50年経ってから翻訳されました。

長いですが、記します。
この本も読んでみます。


 戦前から、占領中にかけ、アメリカ政府およびマッカサーのGHQが「極悪・残酷日本人」観を創り上げ、それがアメリカ国民の常識となっていたが、ミアーズはその日本人観をぶち壊した。彼女によれば、ペリーの黒船から終戦までの日米関係は次のようなものだ。
 アメリカ政府は、日本が朝鮮半島やアジア大陸へ侵略をしたから日米戦争になったとアメリカ国民と世界中に言い触らしているが、世界地図を見れば、どの国がアジアへ進出したか歴然としている。我々アメリカが遠く離れたアジアへ乗り込んでいったのだ。日本はアメリカ大陸へも、ヨーロッパ大陸へも進出していない。アメリカは、アジアで日本が邪魔になったので、無理難題を投げつけ、日本を窮地へ追い込んだ。日本は、自衛のために闘うよりほかに生きる道はなかったのだ。アメリカは勝つことの解っていた戦争に日本を引き摺り込み、日本を徹底的に破壊し、力尽き果てた日本兵と一般市民を殺しまくり、勝敗のついた後でも、原子爆弾を二発も使い、さらなる大量殺戮を実行した。占領下、GHQは狂気の軍国主義日本を民主平和国家にすると独善的な言葉を使っているが、すばらしい文化と長い歴史を持っている日本に武力でアメリカ様式を押しつけているだけだ。
 アメリカ人によるこの卓越した本は、マッカサーによる発売禁止、翻訳禁止の烙印を押された。占領下、この本が日本国民に読まれたら、彼の日本統治は崩壊していただろう。

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